会社を辞めて自由になろう!

雑記

私は2021年に早期希望退職で会社を辞めました。

早期希望退職とはいえ、退職時点では59歳で、失業給付をいただきながら求職活動をしてきました。

現状では55歳を越えての求職活動は、前職よりも年収の低い仕事しかないことがほとんどであり、私の場合の様に60歳での求職活動の場合はさらに年収が下がるうえに再就職口が減り、再就職は非常に難しい状況になっています。

それでも「会社を辞めて本当に良かった」というのが私の正直な実感です。
なぜならばサラリーマンにとっては「会社を辞める」ことが「嫌なヤツ」と離れて、自由を手に入れることができる唯一の手段だからです。

さらには「嫌なヤツ」と離れるために「会社を辞める」ことは、企業側にとっても、企業の活力を上げ若い人にとって働きやすくやりがいのある会社に変えていく手段でもあります。

それは「嫌なヤツ」があなたの周りに蔓延っていくことと「終身雇用」&「年功序列」が強い結びつきがあるためです。

なぜ「嫌なヤツ」と離れるために「会社を辞める」ことが、あなたの自由を取り戻すためにも、企業の活力のためにもなるのかについて、以下にお話をしたいと思います。

まず「悪人」と「嫌なヤツ」について

なぜ「嫌なヤツ」と離れるために「会社を辞める」ことが、あなたの自由を取り戻すためにも企業のためにもなるのかについてお話する前に、このお話をお分かりいただくために必要な、「悪人」と「嫌なヤツ」の違いについてご説明しておきます。
(これはこのブログにおける私の「悪人」と「嫌なヤツ」についての定義ですので、これらの言葉の一般的な意味合いとしての定義ではなく、その点をご了解いただきたくお願いいたします。)

まず、このブログでの「悪人」の定義ですが、「悪人」とは「悪を行う人」のことで、「悪」とは「法律を犯す行為」のことです。
つまり「悪人」とは、「法律を犯す行為を行う人」のことです。

次に、このブログでの「嫌なヤツ」の定義ですが、「嫌なヤツ」とは「有害な人」と「テイカー」をあわせた人たちについて、私が勝手につけた呼称です。
「嫌なヤツ」 = 「有害な人」 + 「テイカー」 です。

「悪人」と「嫌なヤツ」の違いは、「悪人」は法を犯す行為をする人、「嫌なヤツ」は法を犯すことはしない人、です。

「悪人」は、法を犯す行為をする人なので、遅かれ早かれ普通のサラリーマンや公務員の社会からは徐々に排除されていき、普通のサラリーマンや公務員の方が「悪人」に職場で日常的に接することはほとんどないと思います。
(まれには存在するので、もしお近くに居るのであれば早く逮捕されることをお祈りいたします)

普通のサラリーマンや公務員の方にとって、職場での人間関係で嫌な思いをすることの原因になっているのは「悪人」ではなく「嫌なヤツ」だと思うのですが、「嫌なヤツ」は法を犯すことまではしないので、職場からは排除されていきません。

「嫌なヤツ」=「有害な人」+「テイカー」について

では「嫌なヤツ」とはどういう人なのかをご説明します。

前段落に書いた様に「嫌なヤツ」とは「有害な人」と「テイカー」をあわせた人たちについて、私が勝手につけた呼称です。
「嫌なヤツ」 = 「有害な人」 + 「テイカー」 です。

まず「有害な人」についてですが、
「有害な人」とは「法律を犯す行為」は行わないけれども、法的には「グレーゾーン」であったり全くの「適法行為」でありながら、「他者の足を引っ張る行為」や「他者を陥れる行為」であったり「他者に自分の価値観や正義感を押し付ける行為」を行う人のことです。

つまり「悪人」は「犯罪行為を行う人」であり、「有害な人」とは「犯罪行為は行わないけれども、他者を陥れたり他者の自由を奪おうとする人」ということです。

例えば、あなたに対して自分の価値観や正義感を押し付けてくる人。
例えば、正義感を振りかざしてインターネットなどで他者を誹謗中傷して痛めつけることで快感を得ている人。
例えば、「○○たる者はカクカクシカジカでなければならない」と押し付けてくる職場の先輩とか。こういう「有害な人」って、あなたの周りにもそれなりに居るのではないでしょうか?

次に「テイカー」 についてです。
「テイカー」”Taker” とは、いわゆる「ギブ アンド テイク」”Give and Take” のうち、常にテイクを求める特性の人のことです。

世の中の人を「ギブ アンド テイク」”Give and Take” の観点で分類すると、下記の3通りの分類があるのだそうです。

  • ”Giver”「ギバー」:与える人。 周りの人に貢献をしようとする行動特性や性格の人。
  • ”Taker”「テイカー」:もらう人。 周りの人から与えてもらったり奪ったりしようとする行動特性や性格の人。 
  • ”Matcher”「マッチャー」:帳尻を合わせる人。 もらったものと同じだけお返しをしようとする行動特性や性格の人。

ギバー”Giver”と、テイカー”Taker”と、マッチャー”Macher” の割合は、おおよそ 2:2:6 だそうです。
(”Giver”が2割強、”Taker”が2割弱、”Macher”が6割弱だそうです)

職場における「テイカー」は、周りの人に助けてもらったりするのは自分が快適に生きていくためには必要なことと思っていて、あまり働かないで周りの手助けで仕事を何とか進めているのだけれども、それを職場の上司から隠すことは非常に上手であり、場合によっては職場の上司には、さも自分が頑張って達成した成果であるかのように上手にPRしたりすることもある様です。

職場における「テイカー」は、「有害な人」の様に「他者を陥れたり他者の自由を奪おうとする人」ではないので、本人は自分は「善良な人」と思っていますし、周りの人に助けてもらったりすることが必要なので非常に人当たりがよくて「善良そうに見える」ことも多いようです。

こういう「テイカー」の最強クラスが「詐欺師」になるかと思いますが、「詐欺師」は「悪人(法を犯す人)」なので、最強クラス「テイカー」はあまり職場には居ませんが、最強クラスではない「テイカー」ならば、職場には1割~2割弱は居るということです。

「テイカー」は自分を育んでくれる「ギバー」を見つけるのが上手く、「テイカー」に見込まれてしまった「ギバー」が、消耗するまで「テイカー」に与え続けてしまうという寄生関係が出来上がってしまうことがあるようです。
(男女間でこの様な関係になるのが「ダメ夫に尽くす妻」の構図になるのでしょうかね)

「テイカー」は「悪人」ではありませんし、「他者を陥れたり自由を奪う」様な「有害な人」ではありませんが、善良なフリして周りの人に寄生するという意味で、非常に厄介な存在です。

サラリーマンや公務員の社会には、「悪人」(犯罪行為を行う人)はあまり居ませんが、犯罪行為を犯さずに「他者の足を引っ張る行為」「他者に自分の価値観や正義感を押し付ける行為」を行う人ってのはそれなりに居ますよねーというのが、普通の人の実感ではないでしょうか。
また、職場にいる「テイカー」によって消耗していく人や、職場にいる「テイカー」(いわゆる働かないおじさん)を見て、こんな職場には居たくないという人も、それなりに居るのではないでしょうか。

この 「嫌なヤツ」=「有害な人」+「テイカー」 が、日本の「サラリーマン」や「公務員」が抱える最大の悩みの原因なのではないかと想像します。
もちろん、私の前の職場にもこういう「嫌なヤツ」たちがいて、そこから自由になるために私は会社を辞めました。

では、なぜ「嫌なヤツ」と離れるために「会社を辞める」ことが、あなたの自由を取り戻すためにも、企業の活力のためにもなるのかについて、次にお話をしたいと思います。

仕事が出来る人/出来ない人 X 性格が良い人/嫌なヤツ の4つのパターン

まず、サラリーマンや公務員の社会にいる人々を4つのグループに分けて解説したいと思います。
4つのグループとは、「仕事が出来る人/出来ない人」という軸と、「性格が良い人/嫌なヤツ」という軸の2つを組み合わせたものからなるグループのことです。
「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループ、
「仕事が出来る&性格が良い人」グループ、
「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループ、
「仕事が出来ない&性格が良い人」グループ、
の4つです。

ここでの「仕事が出来る/出来ない」とは、労働生産性が他の人に比べて同等以上の人か、低めの人であるのか、ということです。
「テイカー」はもちろん労働生産性が他の人に比べて低い人ですが、「テイカー」でなくてもその仕事に向いていない場合には、往々にして労働生産性が他の人に比べて低い傾向にあると思います。

「その仕事に向いていない」場合とは、「好きなことを仕事に出来ていない」または「得意なことを仕事に活かせていない」場合のことです。 この様な場合には、普通は労働生産性を高くすることは非常に難しいと思います。
もしもこの様な場合であっても労働生産性が高いのであれば、その人は相当な無理をして努力されているのだろうと思いますので、その人がもし仮に新たに「好きなことを仕事に出来た」または「得意なことを仕事に活かせる様になった」場合には、はるかに高い労働生産性になるのだろうと思います。

つまり「仕事が出来る」場合とは、ほとんど「好きなことを仕事に出来ている」または「得意なことを仕事に活かせている」場合であり、「仕事が出来ない」場合とは、ほとんど「好きなことを仕事に出来ていない」または「得意なことを仕事に活かせていない」場合か、あるいは「テイカー」であって意図的に楽をしている場合かということです。

また、ここでの「性格が良い/悪い」とは、一般的な概念での性格の良し悪しのことです。
「性格が悪い」人には、「嫌なヤツ」=「有害な人」+「テイカー」以外にも「有害ではないが自己中心的な人」や「有害とまではいかないが意地悪な言動の人」や「有害ではないが被害妄想な人」などが居ると思いますが、ここでは話をシンプルにする為に「性格が良い人/嫌なヤツ」という分類にしました。
一方で「偽悪趣味だが実は善良な人」や「斜に構えているけれども実は善良な人」などについて「性格が良い」と呼ぶことに抵抗がある方がいるかも知れませんが、「性格が良い」と言って良いと思います。 つまりポーズだけは悪びれているけれど善良な人は「性格が良い」グループです。

「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループ、「仕事が出来る&性格が良い人」グループ

「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループは、職場では最も厄介な存在だと思います。
いわゆる「パワハラ上司」とか「サイコパス役員」などがこのタイプですね。

「嫌なヤツ」=「有害な人」+「テイカー」なので、「仕事が出来る&嫌なヤツ」は「有害な人」であって、仕事が出来る「テイカー」ってのはいませんね。
(年功序列型の旧体質企業には「テイカー」上司というのもいますから、「テイカー」上司を「仕事が出来る」と呼ぶのは妙ですから、「テイカー」上司は「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループでしょうね。)

「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人たちは、まったく悪びれずに有害なことをします。
有害なことをしていても、本人的には悪いこととは全く思っていません。
「サディスト」的な(他者をいじめることで快感を感じる)嗜好がある場合や、特殊な正義感を他者に押し付けることを正しい行いであると思い込んでいる場合が多いと思います。

「サディスト」的な傾向のある人は、「性格が良い」人に有害なことをしても反抗してこないことを良く知っていて、「性格が良い」人に有害なことを常時してきます。
また「サディスト」的な傾向のある人は、「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループに対しても当然有害なことをするのですが、「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループはそのうっぷんを若い人に向けるので、社内での有害なことを増幅していきます。

こういう人たちがいると、当然若い人はその職場に居たくはありません。

例えば公務員や大企業などの人的流動性が低い職場においては「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループが互いに足の引っ張り合いを起こします。

「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人たちは、自分の足が引っ張られるのは困るので、自衛策として、互いに足を引っ張りあわず共闘するための「派閥」を作ります。

また若い人たちが頼りにしている「仕事が出来る&性格が良い」グループの人は、こんな状況と日々戦ってくれてはいるのですが、しばらくするとこんな会社で努力するのは無駄ではないかと思って転職したり独立したりしていきます。

こうして人的流動性が低い職場においては「仕事が出来る&性格が悪い」グループが派閥争いをしながら「仕事が出来る&性格が良い」人を追い出していくという構図が出来上がります。

日本は世界で最も職場の人間関係が悪い国のひとつですが、これは職場の人的流動性が低いこと、つまり終身雇用&年功序列という事と大いに相関があると思います。

人的流動性が高い社会としてはアメリカ合衆国が有名ですが、アメリカでは転職や独立が当たり前であり、さらに税法上の有利さなどもあって有能な人は個人事業者として独立することが非常に多くなっている社会です。

アメリカのような人的流動性が高い社会では、新興の大企業が求める人材とは ”Natural Good Person” つまり「生来の性格の良い人」であり、かつてのアメリカ社会で求められた「仕事のできる人」優先というイメージは、もはや変わっているのだそうです。

なぜなら「仕事のできる人」であっても「性格の悪い人」は派閥争いを起こしてしまうことが多く、そうすると職場から人材が流出してしまい、結果として職場の活力が下がってしまうからだそうです。
「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人材は「個人事業者」として、周囲の人と関わらずに仕事の能力に特化して高収入を得ればよく、新興の大企業はそういう人に単独ジョブ案件として仕事を依頼すれば良いのであって、もはや社員として「仕事が出来る&嫌なヤツ」人を雇用しているメリットは少なく、逆に外部に仕事を依頼する際にも、若い社員を雇用する際にも「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人がいるデメリットが大きくなっているとのことです。

つまり、人的流動性が高い社会においては、もはや「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人材は企業にはあまり必要とされず、「個人事業者」として高い収入を得られる様になるということですね。
(でも「個人事業者」として成功している人がすべて「嫌なヤツ」という話ではありませんので、この点はくれぐれも誤解なさらないようにお願いします。)

これはこれから企業に入って活躍したいという若い人にとっても希望の持てる社会になるということですし、「仕事が出来る&嫌なヤツ」グループの人にとっても「個人事業者」として高い収入を得られる道があるのですから、人的流動性が高い社会は、皆にとってハッピーということですね。

仕事が出来ない&嫌なヤツ グループ

「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループは、「好きなことを仕事に出来ていない」または「得意なことを仕事に活かせていない」状態で「有害な人」である場合か、あるいは「テイカー」である場合かです。

こういう人たちは、ほとんど自分よりも若い人や職場経験の少ない人をいじめたり足を引っ張ったりしますね。

就職したての若い人が、最初にいじめられるのはこういう人からであることが多いと思います。

こういう人は「好きなことを仕事に出来ていない」または「得意なことを仕事に活かせていない」状態ですから、本当は転職して「好きなことを仕事にする」または「得意なことを仕事に活かす」状態にまずなって、その後で「個人事業者」として高い収入を得られる様になることを目指すのが良いのですが、職場の人的流動性が低いこと、つまり終身雇用&年功序列という社会では、その職場でくすぶっている方が収入面では有利なので、そのままの状況が維持されます。

やはり、人的流動性が高い社会は、「仕事が出来ない&嫌なヤツ」グループの人にとっても、若い社員にとっても、企業の活力にとっても、良い社会ではないかと思います。

(この雑記はちょっとずつ更新して記入していきます。 続きはポチポチ更新してまいりますので、なのとぞ、ご了承いただきたく・・・・<(_ _)>)

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